昨期の振り返りと今後の展望について
株主の皆様へ
まず初めに、日頃のご支援と厚い信頼に対し、心より感謝申し上げます。マイネットは2024年3月末の株主総会で可決されることを前提として、新たな取締役体制への移行を決定いたしました。
この場を借りて、2023年度の振り返りと共に、2024年度の展望についてご報告させていただきます。
2023年度の振り返り
2023年度は、2022年度の業績を受け、当社の方針を大きく転換した重要な1年でした。
上期には事業の選択と集中とコストの最適化に注力し、下期には中期的な売上成長を目指した取り組みを開始しました。
この結果、3度の上方修正を実施し、健全な収益体質へと前進することができた1年となりました
事業ごとに振り返ると
ゲーム事業においては、国内スマートフォン市場の縮小傾向にもかかわらず、既存タイトルが計画を上回る実績を達成し、厳しい新規タイトルの獲得環境下においても、中期的な成長戦略を推し進める事ができました。
この1年は、ゲーム会社としての幅と可能性を拡大できた重要な時期であったと考えています。
スポーツDX事業において2023年はファンタジースポーツへの集中を決めた1年でした。
サービスとしても着実な成長を続け、
売上とユーザー数で過去最高を更新し、各種KPIについても継続的な改善が進み、
また、将来に向けて組織の強化や開発ラインの増強なども進捗しました。
2024年度の展望
次に2024年度です。
今年度は増収増益の達成と共に、
翌年度以降のさらなる成長と収益性の向上のための投資を進めていく1年となります。
ゲーム事業では、強みである運営事業における持続的な成果創出に加え、
新作開発ラインの拡充や、業界内外へのBtoBソリューションの提供などを通じて収益の多角化を一層進めます。
スポーツDX事業では、
対象競技の拡大と、新たな遊びとマネタイズ手法の開発を推し進め、
サービスとしてはスポーツ観戦を楽しむうえで欠かせないファンエンゲージメントコンテンツとして、
事業としては中期的な収益の柱としての姿の実現に向けて、
着実な進化と成長を進めていきます。
最後に
2024年度のキーワードは昨期から変わらず、有言実行と着実性です。
経営体制を更に強化し、各方面において着実な実績創出を実現する事で、
株主の皆様からのご期待に応えて参ります。
今年度もご支援賜りますようお願い申し上げます。
株式会社マイネット
代表取締役社長
岩城 農